五重塔

日本最古の塔である五重塔は、五重目の軸部が初層の半分の大きさになっており、これに深い軒の出が相まって安定感を与えています。その軒を雲肘木が優しく支えて、見る人を飽きさせません。
心柱の下にある心礎には、仏舎利が納められています。
(飛鳥時代 国宝)

塔本塑像

五重塔最下層の心柱の四方には塑土で洞窟のような舞台を造り、釈迦に関する四つの説話から四つの場面を塑像の小群像で表しています。塔本塑像と呼ぶこの群像は塔の完成の後、和銅4年(711)に造られたものです。
この東面「維摩詰像土」は維摩経に説かれた場面で、病の維摩居士を文殊菩薩が訪ね問答をはじめます。これを聞こうと、仏弟子たちが集まった様子を表現しています。

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