1月 1日~3日
舎利講
聖徳太子が二歳の春、東に向かって「南無仏」と唱えられたとき、掌中からこぼれ落ちたという舎利一粒が寺に伝わっています。やがてその舎利を本尊とする舎利殿が建立され、貞応元年(1222)から毎日正午に舎利講式や伽陀を唱え、舎利を奉出するようになりました。現在は1月1日から3日間、古式にのっとっり行っています。
5日
初護摩祈願法要
初護摩(正月 午後1時~) 月例護摩(毎月28日 午後1時~)法隆寺護摩堂におきまして、初護摩・月例護摩を厳修致しております。ご自由にご参拝ください。
尚、当日は護摩木に願いをお書きいただき、加持祈祷をいたしております。
8日~14日
金堂修正会
「金堂御行」や「吉祥悔過」ともよばれるこの行事は、毎年1月8日から14日までの7日間、晨朝、日中、日没、初夜、半夜、後夜(六時の行法)の法要が行われます。この修正会は国家安穏、万民豊楽、寺門興隆の祈願を目的とし、神護景雲2年(768)にはじめて行われ、現在まで続けられてきた重要な伝統行事です。
16日~18日
上宮王院修正会
正月に夢殿で行われる法隆寺の代表的な年中行事の一つです。「十一面観音悔過」とよばれるこの法要は十一面観音の徳を讃嘆するとともに、国家および寺門の興隆を祈願しています。
26日
金堂壁画焼損自粛法要
昭和24年1月26日、法隆寺金堂壁画は焼損し、現在収蔵庫に保管されています。これをきっかけに文化財保護法が制定されました。また、壁画が焼損した1月26日は文化財防火デーと定められ、日本各地の社寺等で消火訓練が行われています。この自粛法要では、再びこのような惨事がおこらないように祈っております。
2月 1日~3日
西円堂 修二会
修二会とは、2月に修行する法要の意味で、法隆寺では西円堂で行われることから「西円堂修二会」と呼ばれています。弘長元年(1261)に始められた法要で、本尊の薬師如来座像の前で「薬師悔過」という行法を行います。
3日
追儺式(鬼追い式)
追儺式は修二会の結願の後のご法楽として行われ、西円堂の基壇上で黒鬼、青鬼、赤鬼がそれぞれ所作を行い松明を投げ、その後に毘沙門天が現れて鬼を追い払います。
5日
三蔵会
『西遊記』で名高い玄奘三蔵の遺徳をたたえ、御命日にあたる2月5日に三経院で行っています。
15日
涅槃会
平安時代末期頃に始められたといわれているこの行事は、大講堂でお釈迦様の遺徳をたたえ涅槃図を掛けて行います。現存の涅槃図は、正徳元年(1711)に明誉古かんが描いた「涅槃像八相成道絵像」を用いています。
3月 22日~24日
お会式
この行事は、聖徳太子のご命日に、その遺徳をたたえ供養する法要で、現在10年に一度大講堂で行われる聖霊会を「大会式」とよび、毎年3月に行われる聖霊院の法要を「小会式」とよんでいます。堂内は「山」と呼ばれるお供物で荘厳されます。
4月 8日
仏生会
食堂の中央の厨子前に釈迦誕生仏を安置し、その像に甘茶をそそぎ釈迦の誕生を祝う行事です。日本では推古天皇14年(606)に始まったとされていますが、法隆寺では平安時代中期、元永2年(1119)に大講堂で始められました。
中頃
法隆寺文化講演会
東京国立博物館平成館大講堂などを会場として行っています。
5月 16日~
8月15日
夏安居
インドでは毎年雨期の間、一箇所に定住して修行に励みました。日本でもその風習が伝わり、法隆寺では聖徳太子のご遺志にもとづく功徳安居が行われ、聖徳太子の記された『三経義疏』(法華経義疏・勝鬘経義疏・維摩経義疏)の講義を、現在も西室において5月16日から8月15日までの間行っています。
7月 7日
弁天会
夕刻に三経院の南側にある亥之島弁天社にて行う法要です。
24日
東院地蔵会
東院伝法堂におられる地蔵菩薩を本尊として、夕刻に行う法要です。
26日~29日
法隆寺夏季大学
仏教や仏教史、仏教美術、建築、考古など、広い分野の講師をお招きし、講義を催しています。
8月 14日~15日
孟蘭盆会
盂蘭盆(お盆)は先祖の霊を家に迎え、手厚く供養する行事で、推古天皇が606年斎会を行われたのが起源とも言われています。律学院にて施餓鬼供養とともに執り行っています。
9月 23日
彼岸会
律学院で行う秋のお彼岸の法要です。
10月 8日
西円堂奉納鏡奉納大般若経転読法要
「峯の薬師」西円堂は薬師如来の霊験あらたかなことで知られ、古くより多くの人々によって武具や鏡、櫛などが奉納され堂内に納められて来ました。平成6年より、復元した奉納鏡が柱に付けられ、これを記念して大般若経転読法要を厳修しています。
11月 13日
慈恩会
法相宗の祖、慈恩大師の遺徳をしのび命日に行う法会として、興福寺をはじめ法相宗を研鑽する寺院で盛んに行われています。
15日
勝鬘会
聖徳太子が『勝鬘経』を、推古天皇に講義されたお姿を顕した勝鬘経講讃の像を本尊として、国家安泰を祈願する法要です。
12月 8日
お身ぬぐい
金堂や大講堂、夢殿の仏様に積もった一年間の塵や埃を払います。法要が営まれたあと、僧侶が竹の先に和紙を付けたハタキやハケを使って丁寧に行います。

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